2012年01月16日

いマサラ旅行記93:Bus Death 爆発

英語力ゼロで旅行嫌いの店長ミサワが初海外!2007年2月、1ヶ月間のインド一人旅!そんなスパイシーでマサラテイストな旅の記録を今さらほじくり返す、題して「いマサラ旅行記」。

前回の続き

インド ベンガル州コルカタ市内、サトシと外国人専用鉄道予約センターにて

鉄道予約センターで2時間待ちの挙げ句、ようやく順番がまわってくるも、2枚目のチケット(プリー→チェンナイ)が希望日ではとれず。
とれないばかりか、プリー→チェンナイ直通便は存在しないとのこと。隣町のブバネーシュワル→チェンナイ便ならある。
しかし隣町まではバスがいいんじゃないの?というサトシ。
いやいや。バスは論外。Bus(バス)=Death(デス)。隣町も鉄道でどうかひとつ。


私:いやいや、そこは鉄道でひとつ。プリー→ブバネーシュワルを。
サトシ:ほなな、この新しい用紙にまた記入して……

私:何いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!もう2時間待ったんだけど、これでまた1〜2時間待てっての?
サ:オレはどっちでもええで。


いやそりゃアンタはそうでしょうよ。この2時間待機の間にもサトシのガイド料は発生しているわけで。隣町までのそう高くないチケットを取るために、チケット代以上のガイド代を払って待ちぼうけってのもなんだかなぁ。


私:………バスでぃぃ…(ぼそり)
サ:よっしゃ。決まり。


コルカタを2/11の夜に発ち、プリーに翌朝到着予定。8時間の夜行列車です。
まぁ初戦としてはこのくらいが妥当でしょう。

問題は2/16のブバネーシュワルからチェンナイ。
プリーからブバネーシュワルへのバス移動も問題ですが、もっと大きな問題は鉄道の方。

乗車時間が約27時間。

何度計算しても怒濤の27時間



ジャックバウワーでさえ手持ち無沙汰になるぐらいの時間。
くそぅインドめ。どんだけ広いのかと。


私が旅行嫌いの原因の一つが「移動時間の長さ」

「ローカル線で各駅停車のぶらり旅」なんて考えられません。
財布さえ許せば、各駅停車より特急、特急より新幹線、新幹線より飛行機、飛行機よりどこでもドア、というぐらい、長時間乗り物で移動するのが大嫌い。
子供の頃に乗り物酔いがひどかったせいでしょうね。

実家は宮崎の山奥でしたから、家族でレジャーに行くにしても、スタートで既に山道。
出発して3分で蛇行する山道にノックアウトです。1ラウンドも持ちません。
そんな調子ですから、バス遠足も修学旅行もいやでいやで仕方なかった。

みんなで歌を歌い出すより早く、
パーティーゲームが始まるよりはやく、
「いいですかー。家に帰るまでが遠足ですよー」と、先生の「今日の注意事項」が発表されるより早く、
おやつタイムよりもはやく、
ガイドさんの自己紹介が始まるよりはやく、
顔面蒼白で右手にはポリ袋常備ですからね。楽しくないったらありゃしない。

今ではそんな事ありませんけども、三つ子の魂百までですね。

えーと何の話でしたっけ?ああそう。移動時間。

8時間はまぁひたすら寝れば済みますけど、27時間て、いくらなんでもそんだけ狭いベッドに寝続けるなんて無理。
まぁ1日絶食ぐらいはいいけど、水は飲むし、トイレにも行くだろうし…。
とにかく、極力ベッドから降りずに済む方向で頑張ろう…。


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ラベル:インド
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2012年01月11日

いマサラ旅行記92:ようやく予約

英語力ゼロで旅行嫌いの店長ミサワが初海外!2007年2月、1ヶ月間のインド一人旅!そんなスパイシーでマサラテイストな旅の記録を今さらほじくり返す、題して「いマサラ旅行記」。

前回の続き

インド ベンガル州コルカタ市内、サトシと外国人専用鉄道予約センターにて

ちょっと間が空きすぎたのでこれまでのおさらい。
第92話にしてインド到着3日目の昼頃。
滞在していた安宿前で土産物の露天商を営む関西弁丸出しネパール人サトシをガイドとして雇い、インドでの調達任務に出かけています。調達任務といってもお店で販売する雑貨、可能ならカレーに使うスパイス、あと何か珍しいもの、そしてこれから2週間以上滞在するインドでの主たる移動手段である鉄道のチケットを取りに、鉄道予約センターなるところに来ています。
ここでコルカタ→プリー、プリー→チェンナイのチケットをまとめて申請します。
日本的な番号札や親切なアナウンスなど皆無の予約センター。
かなりの時間待たされています。これ私一人だったらまず無理。。。
待ってる間、サトシと雑談。
調達したい雑貨や文具についてあれこれと質問しています。<イマココ
ふぅ。書いた本人が忘れるところでした^^;

…で、続きです。

サトシ:日本からの注文も最近あらへんけど、どんなものが売れるんやろか?
私:うぅぅぅん、そりゃ難しい質問やねぇ。

私:日本で売れるかどうか分からんけどね、ウチのお店で置いてみたいと思っているのは、美術工芸品とか民芸品よりも、現地の生活風景が分かるようなものがいいかなぁ。それで例えば「文房具」って話なんだけどね。なんか、日本にもあるもので比較できるようなものが面白いかなぁ。
サ:う〜〜ん。

二人で腕組みしたまま黙っていると、ようやく順番が回ってきました。
結局2時間待ち…。ぉぃサトシ、「すぐ取れる」って言ってなかったっけ?


分厚い眼鏡をかけて眉間にシワを寄せた無愛想なおばちゃんに、チケットの申し込み用紙を差し出します。

おばちゃん:あせdrっfthにふyvひい!!(※ベンガル語でけたたましく)
サトシ:そうかそうか。
私:ぇ?なになに?!

サ:2/11のコルカタ→プリー行きはあるんだけど、2/14のチェンナイ行きは空いてないって。
ほんで、プリーからチェンナイへの直通便はなくて、一旦となりのブバネーシュワルまで出ないとないって。
ブバネーシュワル→チェンナイだったら、2/16が空いてるらしいで。

私:ちょっっ、じゃぁプリー→ブバネーシュワルはどうやって行くの?
サ:となり町やから、
長距離バスが安くて簡単やで。


いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや。バスとか無理だって。


だって、さっきのあんな調子(Vol.83:アクロバティックバス参照)でしょ?そうでなくても、昨日ユウコちゃんが言ってたような混雑バス(Vol.77:インド女子参照)だったらどうすんのよ。

間違いなく料金ぼられる。
間違いなく走行中の車内から落ちるか、乗車しそこねて振り落とされる。
間違いなく目的地に辿りつけない。
間違いなく一生インド滞在確定。
間違いなく死ぬる。


プリー→ブバネーシュワルも鉄道一択に決まってるじゃないの。


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posted by ドゥニヤ at 18:01| いマサラ旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月16日

いマサラ旅行記91:インド文具考2

英語力ゼロで旅行嫌いの店長ミサワが初海外!2007年2月、1ヶ月間のインド一人旅!そんなスパイシーでマサラテイストな旅の記録を今さらほじくり返す、題して「いマサラ旅行記」。

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インド ベンガル州コルカタ市内、サトシと外国人専用鉄道予約センターにて

関西弁丸出しネパール人サトシと、鉄道予約センターで順番待ちぼうけ。
インドの文房具事情についてサトシに聞いてみます。
まぁ、あくまでサトシが知っている範囲での話ですけど。


私:でさ、文房具に選択肢があまりないことは分かったけど、富裕層だっているわけやん?そういう家の子達はどういう環境で勉強すんの?
サトシ:金持ちの子供は、外国の高級品を使うねん。(キッパリ

……そっか。インドの金持ちといえばハイパー金持ち。
マハラジャたちは外国製品なんてなんぼでも手にはいる。
彼らは英語も堪能だから(訛ってるけど)、高等教育の現場でもたとえばコンピュータのテキストだって英語圏の新刊書がそのまま使える。日本のように言葉の壁がないから、訳書なんていらないのか。

富裕層は欲しい物は海外から何でも輸入しちゃう。
貧困層は環境を整えることが最優先。


帰国してから聞いた話ですが、インドやネパールで出回っているボールペンの中には「中国製」がたくさん混じっているようです。
むしろほとんどそうなんじゃないか、という話を聞きました。
日本や欧米への輸出には適さない、本当にチープな作りのボールペン。
書いているそばからペン先のボールが詰まってしまうような、インクが残っているのに途中から出なくなるような、ノックしても芯がちゃんとでてこないような、本当に粗製濫造の見本のような製品が大多数を占めるようです。

そんな状況だからか、日本人が持っている普通のボールペンは大人気で、
「オマエの持ってるボールペンとオレのボールペンを記念に交換しようぜ。俺たち友達だろ?」
と初対面のインド人から何度も話しかけられます。

日本の雑貨屋で以前見かけた「made in INDIA」の文房具、本当はどこで作られていたんだろう。
ペンケースには小さな「時間割表」が入っていたんですが、あれも、「日本企業の企画物」だったんでしょうか。

ちょっとショック。
調達任務、無事に果たせるんやろうか。
「よそにはない、ちょっと気の利いた、現地感のある小物や文具」
なんて無いような気がしてきました(;´Д`)


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ラベル:インド
posted by ドゥニヤ at 17:37| いマサラ旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月14日

いマサラ旅行記90:インド文具考

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インド ベンガル州コルカタ市内、サトシと外国人専用鉄道予約センターにて

関西系ネパール人サトシと、鉄道予約センターで順番待ちの続きです。
サトシが、モノが売れない売れないと嘆いてます。
どこも悩みは同じです^^;


サトシ:おにいさんは今回、店で売る商品も仕入れるんでしょ?
私:うん。

サ:どんなんがええの?
私:そうやねぇ……


……事前に用意した「欲しい物リスト」を手に、あれこれと聞いてみます。


私:やっぱね、日本の雑貨屋にないものが欲しいんよね。できれば。
サ:どんな?

私:布類とかは大抵日本で手にはいるから、なんかもっと変わった物がいいなぁ、例えば「紙物」とか。
サ:紙物ってなに?

私:そうやねぇ、例えば「ラッピングペーパー」とか?
サ:ラッピングペーパー?そんなもん、単価が安すぎて商売にならへんで。


……ごもっとも。


私:あとは学校で使うようなノートとか?日本で言う「ジャポニカ学習帳」みたいな。ああ、ジャポニカ学習帳って言ってもわからんか。なんか、インドの子供なら必ず一度は使う「定番」みたいなノートってない?あと他には文房具とか。

サ:なんちゃら学習帳ってのがよくわからへんけど、そんな高級なモンあらへんで。文具にしたって、そんなにイロイロあらへん。

私:日本にあるアジア雑貨屋でさ、インドの神様がドーンとプリントされた缶ペンケースを買ったんだけど、あれってインドの子供達が使ってるんじゃないの?
サ:さぁ、そんなもん知らんで。お土産用ちゃうか?


キャラクターがプリントされた鉛筆とか、匂い消しゴムとか、練り消しとか、カラフルな色ペンとか、文字を書いたり消したりするだけのツールにこれだけ多様な選択肢があることのほうが特殊なのかもなぁ。

そういえば子供の頃、運動会の景品は鉛筆でした。
子供心に「いやいやいやいや、いつの時代だよ」って思ってましたけど、昔は筆記用具って貴重品だったんですよね。私の親の世代もちょっと違うか。祖父母の世代ですかね。
書き味とか質云々よりもまず「鉛筆を持っている」ということが有り難かった。
「学習できる環境にある」ということがまず重要で、そこに付加価値なんか求められていない。

そりゃ「インド的ファンシーグッズやエキセントリックなステーショナリー」なんてあるわけないか。


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2011年04月09日

いマサラ旅行記89:不況

英語力ゼロで旅行嫌いの店長ミサワが初海外!2007年2月、1ヶ月間のインド一人旅!そんなスパイシーでマサラテイストな旅の記録を今さらほじくり返す、題して「いマサラ旅行記」。

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インド ベンガル州コルカタ市内、サトシと外国人専用鉄道予約センターにて

ガイドのサトシと、鉄道予約センターで順番待ち。退屈。
その間、サトシの鉄道心得を聞くのですが、聞くんじゃなかった。

1)親しげなインド人がすすめてくる食べ物には睡眠薬がてんこ盛りらしい。
2)3段ベッド3段目を予約するから、怖けりゃ動くな(27時間)。
3)デッキに近づくな。落ちて死ぬ。

散々脅されて、もう鉄道乗るのやめようか、このままずっとコルカタにいるか。
なんて、チラリと脳裏をかすめます。


私:……わかった。何も飲まんし一歩も降りん。(;´Д`)

サ:それがええで。


……話を変えよう。


私:ところで、サトシの店の商品はどっかで仕入れるんだっけ?

サ:ちゃうちゃう。全部オレとアニキで作るんや。


私:サトシは店(露店)にずっといるんじゃないの。

サ:年に一回はネパールに帰って、アニキと一緒に作るんや。普段はアニキが作ってる。


サ:布の柄もオレが描くんやで。ガネーシャ(頭が象の神様)の絵なんかはオレが描いたんや。

私:デザイナーってこと?


サ:まぁそういうこっちゃな。日本にも頼まれて卸していたことがあるで。
私:へぇ、そうなの。


サ:ただ、ここ数年で急にそういう話が無くなったな。不況やねん。
私:サトシ、「不況」って言葉も知ってるの?

サ:当たり前よー。オレ子供の頃から日本語勉強してるからな、関西弁ペラペラよ。



……いや、「不況」は関西弁とかそういうことじゃなくてだな…^^;


実際、サトシの店で扱っている商品を見てみると、ろうけつ染めの木綿布、クルタ(民族衣装)、財布、ポーチ、バッグ、などなど、今では「アジアン雑貨店」で見かける商品と大差ない。しかも価格は日本で買うのとそれほど変わらない。もしくは、高い。
うーーん。これを外国人相手に売るというのは相当キビシイぞ。

後日、帰国してから聞いた話ですが、アジア雑貨店で見かける商品の多くは、日本や欧米で企画・デザイン→現地で製造→輸入して販売、という流れが出来上がっているんだそうです。
ちょっと気の利いたデザインや商品をゼロから開発するようなノウハウが現地にはないのだそうで。

現地では「ひとつ作ればなんぼ」なのでどうしても開発をする人材が育ちにくい。で、一つヒットしたら、猫も杓子もコピー商品を作り出して粗製濫造、の繰り返し。結果、「同じ並びの露店が全て同じ商品」みたいな現象が起こっちゃいます^^;

そう考えると、そんななかサトシの店はとても頑張ってると思います。


まだまだチケットの順番は回ってきません……



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posted by ドゥニヤ at 16:56| いマサラ旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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